波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

1日一ヶ所の世界遺産を巡る思考の旅

  • 2020年6月24日
  • 2020年7月5日
  • 書評

世界遺産を巡る

2019年現在、世界遺産は1121件に達している。1978年に12カ所登録され、年間30件近く増え続けた結果である。その内、文化遺産は869件、自然遺産は213件、複合遺産は39件となる。

これから一生かけても全部を回りきることは、時間的にも経済的にも困難である。しかし、数カ所だけでも旅行してみたいものだ。残りは、本を読んだり写真を見たり、知識だけでも取り入れたい。

国別に見るとイタリアと中国が55件で同率の1位、次いでスペイン、ドイツ、フランス、インドと続く。日本においては、23件で12位となっている。ビリログでは、今後10年間のサーフトリップにあわせて日本の世界遺産はすべて回るつもりだ。

海外の世界遺産について数カ所は行きたいものだ。

イタリアの世界遺産

イタリアといえば、ピサのドゥオモ広場の斜塔が記憶にある。1173年に建設が開始されたらしいが、サーファーにとって『1173』という数字は、縁起がいい。

車のナンバーにしているサーファーも多い。良い波に乗ることがサーファーにとっての最高の喜びである。話がそれたが、ピサの斜塔は、3層まで、完成したときに、傾きだしたという。

それでも、建築家の試行錯誤により、200年の年月を経て8層まで完成させた。こんな困難にもあきらめず、完成させた技術に圧巻である。

中国の世界遺産

中国と言えば、万里の長城であろう。万里の長城は、秦の始皇帝が、天下統一後に、北方の民族である匈奴の進入を防ぐために築かれた。東は山海関から西の嘉峪関の約3000kmもの道のりに城壁を築いている。

中国の皇帝の権力がいかに凄かったかを物語っている。そして、秦の始皇帝陵も世界遺産の一つだ。これは、始皇帝が、職人や囚人をつかって、約40年にも及ぶ年月をかけ造らせた。

現在は、8000体もの兵士のモデルが出土しているという。

ペルー共和国の世界遺産

天空の城ラピュタのモデルにもなったといわれるマチュ・ピチュの歴史保護区は、筆者も生きている内に一度は訪れたいと願ってやまない天空都市だ。インカ帝国の遺跡といわれ、標高2000m以上の高知に築かれている。

この天空の都市がなぜ造られたかは諸説あるが、天体観測の施設であったいうことも一つの説となっている。

366日の世界遺産

冒頭でも述べたが、全ての世界遺産をこれから巡るのは、まずもって現実的ではない。しかし、知識として吸収することは出来る。その手段の一つとしては、本を読むことである。

1日1ページで地球と人類の奇跡をたどる。『366日の世界遺産』は、お気に入りの本だ。先ずは、写真と文字で世界遺産を巡るのも悪くない。

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