波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

波は地球規模で旅をする。太平洋の波とともに、今年の夏は旅にでる。

母なる海を旅する

今回は、海から旅を考察しようと思う。地球上のすべての生命の故郷は、『海』である。海は、地球表面の約70%を覆っている。地球上の海洋は、5つの海洋からなっている。

広大な太平洋に大西洋、インド洋、南大洋に北極海に区域される。太平洋は、最大の海域であり、地球の全周の約半分にも相当する。太西洋は、アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸に面しており、多くの河川から淡水が流れ込んでいる。インド洋は、少し特殊で向きを変える海流が唯一存在する。

南大洋は、冬季に大きな範囲で氷で覆われる。北極海は、一年を通して凍結をしていたが、温暖化の影響で変化をしてきている。海水は、海流となって地球上を循環する。

これは、風が5つの大洋を流れる海流の原動力となり、循環をさせる。地球は、皆様もご存じの通り、自転をしている。これにより、コリオリの力が発生し、引力と相まって、暖かい気団と冷たい気団をぶつからせ、暴風を発生させる。この暴風により発生するのが、波である。

われわれサーファーは、地球規模の活動により発生する波が、5つの大洋を旅して陸に届く瞬間の恩恵にあやかるのだ。

日本に接する大洋

日本は、もっとも大きい太平洋に面している。これは、北海道から、九州までが接している。

そして、オホーツク海、日本海、東シナ海は、海流を通じて太平洋へと流れ込む。ハワイもカリフォルニアも、オーストラリアは、コーラル海を通じて太平洋へとつながっている。

地球の全周の半分にもなる太平洋がもたらす、うねりと波の恩恵は、サーファーなら誰でもリスペクトと感謝の念を抱いてやまないだろう。サーファーが旅人なら波もまた旅人であり、海流もまた旅人なのである。

そう考えると、一本の波に乗れることに深い感謝ができるし、湘南で激混みのなかでも、シェアをしながら波に乗ることができるであろう。

太平洋の旅

これから、本格的な夏が始まる。海開きをすれば、一般の方たちにも海や波そして、砂浜をシェアすることになる。世界中の人たちが、海へとかり出されるのだ。

サーファーとしては、良くも悪くも注目を浴びる季節となる。この季節を心から楽しめるメンタリティとバイタリティは、何歳になっても必要である。今年の夏は、太平洋の波を北から南まで、楽しみ尽くそうと思う。

第一段のサーフトリップは、茨城~千葉の間で計画しようと思う。もちろん、キャンプにBBQと温泉は欠かせない。

3~4パターンを計画して、その時のコンディションで臨機に楽しむことにしよう。今年は、サーフトリップを努めて多くお伝えしたいと思う。

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