波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

情報の波に乗る。情報格差を埋める一冊はこれだ。

  • 2020年5月29日
  • 2020年7月5日
  • 書評

3種類の波に乗る

ビリログでは、『自然の波、情報の波、時代の波』の3種類の波を乗りこなすことを方針として掲げている。サーファーであるからには、波は乗りこなさなければならない。

どんな波でも、優雅にスタイリッシュに乗りこなす。例え、目に見えないモノであっても、想像力を豊かにして、イメージアップを図り、何事もなかったように乗りこなす。

現代社会は、今まで想像する事の出来なかった時代へと突入する。近い将来、量子コンピュータの発達により、現在のコンピュータを遙かにしのぐ処理速度でAIやビッグデータを高みへと押し上げる。

今ある仕事の半数以上は、オートマチック化される。PDCAによる業務を効率化するだけの思考では、もはや通用しない。また、環境問題の改善と医療技術の進化により、100歳まで生きることが当たり前と考えるようになった。終身雇用の崩壊と年金問題により、生涯働かなければ生きていけなくなった。社会のシステムが大きく変化してしまったのだ。

そして、コロナによる影響も重なり、われわれは、生き方自体を変えなければならなくなった。

このような時代をのりきるには、『時を知り、風を読み、波に乗る』というサーファー思考が必要となる。

これにより、自然の波、情報の波、時代の波の3つの波をスタイリッシュに乗りこなしていく。

情報の波にのる

量子コンピュータの実現と社会への普及までは、もうしばらくかかりそうだ。しかし、現在のコンピュータのレベルにおいても、情報による優劣の差が広がっている。

コンピュータスキルや通信環境の違い、その人の持つコミュニティー、そして個人の技術に社会環境等、さまざまな要因で差が生じ、新しい情報を手にする機会や量、そして、質が異なっている。

このことをディジタルデバイト(情報格差)というらしいが、孫子の時代から情報こそ、最優先すべきモノであった。故に、情報収集するため、最低限のコンピュータとネットワークの知識と技能が必要となる。

わたしは、もともとコンピュータに疎く、ブログを作る上で必要な知識や技能を持ち合わせていなかった。ない知識を補うため、片っ端から本を読みあさった。

これさえあれば、コンピュータシステムの基礎的事項がわかるという一冊を紹介する。

コンピュータの黒本

ブログを始めるには、はてなブログなどのブログサービスを利用するか、WordPress(ワードプレス)のような、コンテンツ管理システムによりWebサイトを構築するかである。

ブログサービスを利用すれば、無料で簡単に始められるが、サービスが終了するとブログが消失するリスクがあり、また、カスタマイズ性やデザイン性が低い欠点がある。

ワードプレスの場合は、好きなようにサイトをアレンジ出来るが、独自ドメインを取ったり、レンタルサーバーを契約して、ある程度の設定をするなどの専門的な知識も必要となる。

このように、ブログを書くだけでも、コンピュータシステムの基礎的な知識が必要となる。Webで調べるのもよいが、やはり紙ベースで調べた方が、知識の固定化が図りやすいし、その他の関連する知識も付加されやすい。

このため、手元に黒本と呼ばれる『コンピュータシステムの基礎』があれば安心だ。コンピュータの歴史に構造、ネットワークシステムに情報セキュリティといったことが、丁寧にわかりやすく記載されている。情報の波に乗るために必要な一冊であることは間違えない。

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