波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

サンバーという相棒とともに新生活をスタートさせる。

なにかを終わらすということ

しばらく、ブログを投稿していなかった。昨年から今年にかけて、人生の転換を迎えているからだ。自分の大切にしてきたものを終わらすと言うことは、それはそれはパワーのいることである。この様な何かを終わらす過渡期には、トラディッション理論(ウイリアム・ブリッジズ氏)を参考にすることが望ましい。

これは、転換期(過渡期)を3つに区分して考える。

一つ目は、『何かが終わる』時期だ。これは、永年勤めた会社をやめると言ったときなどにもたらされる感覚で、離脱、アイデンティティの喪失、覚醒や方向感覚の喪失といったものがもたらされる。

そして、二つめが『ニュートラルゾーン』という時期である。喪失感を受け止め耐える期間である。何とも言えない空虚感を味わうが、一人で考え方向付けを行う大切な期間である。

三つ目が、『何かが始まる』時期である。仲間との対話など少しずつ目標に向けたプロセスが始まる期間である。

ニュートラルゾーンをいかに乗り切るか

トラディショナル理論によるもっとも大切なことは、『ニュートラルゾーン』をいかに乗り切るかである。何かを失った際に起こる喪失感を受け止めること。そして、なにもできないその期間を耐え偲ぶこと。

これは、想像を絶するほどの空虚感がもたらされるのだ。この期間を乗り切るためには、一人になれる時間を大切にすることが最も大切である。

私は、かごを編むことにより、なにも考えずに夢中になることができた。山にアケビの蔓を取りに行き、ひたすら編みまくる。今までにかごなど編んだことはなかったが、今はYouTubeをみれば懇切丁寧に教えてくれる。細かいのであれば、1mmのラタンで小瓶に巻き付けるように編んでみたりもした。

とにかく、夢中になれるものがほしかったので、かごあみはうってつけだった。この機会に、本当にやりたいことを見いだすことに集中した。

『もし今死んだら心残りは何なのか』を徹底して考えた。考えた末に一つの結論に達した。ここでは、話さないが将来必ず達成すると心に誓った次第である。

愛車のサンバーとともに

人生に数度訪れる過渡期には、苦痛や不安、混乱に疑念という何とも望ましくない感情に支配されそうになる。慣れ親しんだ現状が壊れてしまう恐怖感は本当につらい。

しかし、この人生の破壊を受け入れると必ず再生が行われる。その先には、わずかながら光が差し込んでいるようである。ここ数日間は、愛車の整備の期間と決めていた。今月、この愛車を手放すこと決めていたが、様々な心境の変化により最低でも、もう一年乗ることを決めた。

そうなると愛車のサンバーの手入れに熱が入る。洗車にWAX、ブレーキパッドの修理にルームランプの交換、ホイルの塗装等、徹底的に行った。やっぱり、この車は『最高』である。今私に訪れている人生2度目の転換の時、半端のない人生の破壊と再生が行われている。

しかし、この愛車とともに、新しい人生を目標に向かって喜びを感じながら生きていこうと心に誓う今日この頃である。

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