波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

軍幕と薪ストーブで造る自分だけの隠れ家

男には、隠れ家が必要である。いや、性別は関係ないのかも知れない。そこは、自宅でも別荘でも旅先でも良い。

人が人として生活する中で、プライベートな空間で自分の心にフォーカスする時間を確保しなければならないと考える。

この自分だけの大切な時間を過ごすため、この度の大洗サーフトリップでは、海の見えるサンビーチキャンプ場でテント泊をすることにした。

ポーランド軍の天幕(軍幕)を使用してテント泊するのは、初めての試みであったので全てが手探りであったが、とても有意義な時間を過ごすことができた。そこで、このソロキャンプで感じたことを少し紹介しようと思う。

 
ハル
サーフトリップで、はじめての軍幕キャンプに挑戦してみました。
MR仙人
おお、なかなか渋いところに挑戦しているでござりあんすね。なぜ、軍ものをチョイスしたでござりあんすか?
 
ハル
薪ストーブ生活に憧れがあって、それを実現するには、軍ものが、火にも強くて何より、格好いいかなぁと思って。
MR仙人
どこの軍隊で使用していたものでござりあんすか?
 
ハル
ポーランド軍ものですね。ちなみに薪ストーブは、ノルウェーで造られたものです。それでは、詳しくご紹介していきますね。

ポーランド軍の軍幕の特性

今回使用した軍幕は、1970年頃にポーランド軍で使用されていたポンチョ兼テント用の軍幕である。

ポンチョとしては2人分であるが、テントとしては、2枚で一張となる。軍隊で使用される天幕は、2人で一組になるものが多い。1人で一張分であると重くなるため、2人で一張となるものが多く採用されている。小さな部隊では、2人一組のバディを組んで行動することが多いので、理にかなったデザインであろう。

ポーランドは、バルト海に面しており、左にドイツ、右手には、数国挟んで大陸ロシアがある。多くの戦いの歴史から生まれた天幕を使用し、当時の兵を偲びながら自分だけの空間を造りに挑戦した。

私は、このサーフトリプの前に、天幕を天頂する練習を三浦海岸の砂浜で実施していた。天幕に付属されている杭は、曲がりやすく抜けやすい。強い風や、地面が砂浜や雨でぬかるんだ時にアッサリ抜けてしまう。

このため、スノーピークの鍛造の杭を事前に購入し、強度テストを行った。イメージが図りやすい様に動画を添付するので参考にされたい。

MR仙人
かなりの強風の中、練成したでござりあんすね。
 
ハル
そうなんですよ!今回、スノーピークの鍛造ペグをしたのですが、純正の杭だと、この強風に耐えれずに、すぐ抜けてしまうので、安心感が違いますね。
 

実際に天頂して思うのは、『格好いい!』である。

さすがに、戦場で使用しなければならない物なので、耐久性や難燃性は、他のテントより優れている。欠点をいうと『重い』である。サーフトリップは、車で移動するため、重量はそこまでの欠点とならないため、優良の評価を与えたい一品である。

G-Stoveという薪ストーブ

アウトドアで使用する薪ストーブで購入を迷っている方がいるのであれば、大本命になるのがG-Stoveである。

これは、ノルウェーで生産されたポータブルストーブで、ステンレス製で非常に錆に強く、もちろん暖を取るだけでなく、お湯を沸かしたり調理可能である。また、上下の熱でピザを焼くことも可能である。

そんなG-Stoveの一番の魅力は、『格好いい!』である。ポーランド軍の天幕を紹介した時と同じ結論で申し訳ないが、とにかく『格好いい!』である。見た目の格好良さと機能面の格好良さを兼ね揃えた最高の一品といえる。

今回は、動画をあまり取っていなかったが、雰囲気だけでもお伝えできると思いアップさせて頂こうと思う。

軍幕と薪ストーブで造る隠れ家

ポーランド軍で使用していた天幕とG-Stoveという薪ストーブの相性は、めちゃくちゃ良い。

まず、見た目が『とてつもなく格好良い。』

 
ハル
軍ものと薪ストーブの相性は、限りなく良いですね。
MR仙人
これなら、自然と同化するでござりあんす。自然に生きる動物たちにも、迷惑かけずに、キャンプ生活がおくれるでござりあんすね。わたしも、そろそろバックカントリーに出かけるので軍ものをチョイスするでござりあんす。
 
ハル
ぜひ、チャレンジしてみてください。わたしも、次は、旧東ドイツの軍幕とポーランド軍の軍幕を連結させてみようと思っています。隠れ家がどんどん進化していきますね。

そして、使用している自分に酔ってしまいそうになるぐらい、楽しくて仕方がない。実際、薪ストーブについては、今回が初めて使用したため、ぜんぜん薪が燃えてくれずに苦労した。

その他、沢山の失敗と苦労を重ねたが、それも含めて、ワクワクが止まらなかった。コレを幸せと呼ぶのだ!と心の底から思えてやまなかった。この隠れ家は、場所を選ばない。

車が止めれて、ちょっとした敷地があれば設営できる。天頂したその瞬間に、そこが自分の隠れ家となる。これからも軍幕と薪ストーブの隠れ家生活を逐次紹介していこうと思う。

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