今回は、茨城の大洗エリアへのソロのサーフトリップを企画した。目的は、先日インスタグラムを通じて知り合った『cou gar』さんとハルセッションをするためだ。
DMでやり取りさせて頂き知ったのだが、私がハルスタビーを購入するかどうか、ずっと悩んでいた時に見ていたYouTubeチャンネル『ハル倶楽部』の開設者であったのだ。
私は、この動画がキッカケでハルスタビーの購入を決意した経緯がある。このため、今回のサーフトリップへの思いは強く、そして、『cou gar』さんと『ハル倶楽部』の皆様とのハルセッションで、ハルの奥深さを思い知らされたこととなった。
ここでは、大洗サーフトリップの概要とハルセッションについて紹介したいと思う。
大洗サーフトリップの概要
日程:11月15日~17日
場所:茨城県大貫エリア
(15日:鶴亀P、16日:4BP、17日:丸提P)
ボード:リドル、クラウスジョーンズ、クーパーフィッシュ、ウィルダネス等
初日
旅は、11月15日(日)0400自宅を出発をもって始まった。この日は一粒万倍日である。『一粒万倍』とは、一粒の籾が万倍にも実る稲穂になると言う意味で、なにをするにも良い日である。
この旅が、万倍に実ることを願いつつ、目的地である大洗海岸を目指した。高速道路を数時間走り、ようやく大洗海岸が見えてきた頃には、すっかり朝日が顔をのぞかせていた。
到着したのは、鶴亀Pである。
車を止めてポイントまで歩いて波チェックをすると、ムネ前後は入っていた。風もあっている。大きいセットはややワイドであったが、問題ない。早速、ウエットスーツに着替えて入水した。
ウィルダネスのハルスタビーでジョージグリノーの4Aフィンをセットした。セットはパワーもあり、初日からかなり楽しめた。2h程乗った後は、運転疲れもあったので、車内でまったりとした時間を過ごした。宿泊は、近くの大洗サンビーチキャンプ場でテント泊とした。
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ソロキャンプについては、別の記事で詳しく振れたいと思う。
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二日目(ハルセッション)
この日は、日の出に会わせて、4BPに集結することになった。『cou gar』さんと『ハル倶楽部』の皆様との初顔合わせである。かなり緊張していたが、皆様とてもフレンドリーで優しく迎え入れて頂き、感謝の気持ちでいっぱいになった。
挨拶が終わる頃には、朝日も昇り、波の状況も見えてきていた。ムネ前後はあり、風も無風~緩いオフショアであった。うねりが少しヨレてたが、これは、漁船の影響ということらしく、波が落ち着くまでコーヒーブレイクとなった。
私の身近には、ハルスタビーに乗っている人がおらず、ハルの話をする人がいなかったため、この日のハル談話は、楽しくて仕方がなかった。そして、いよいよハルセッションが始まった。
リドルにクラウス、クーパーフィッシュにウィルダネス。思い思いにハルスタビーを持ち、波へと向かっていった。YouTube動画に写っていたシーンに自分がいることにとても感動を覚えた。
そこからは、ハルセッションとなり、様々なハルに試乗させて頂いた。リドルのデスにブリトー、クラウスのシグロ等を次々に乗り換え、その特性を味合わせて頂いた。
まさにハル三昧である。
ハルとは、『こんなにも奥が深いのか』と改めて感じた次第である。そして、こんなにも楽しい一日を今まで味わったことがあったであろうか。ただただ、幸せをかみしめるそんな一日となった。
『cou gar』さんと『ハル倶楽部』の皆様には、本当に感謝しています。
最終日
この日は、先日の疲れもあり、波乗りはしないつもりでいた。ゆっくりと流れる時間の中で、海が見えるキャンプ場の朝を堪能しながら考えていた。時間は、人々に24時間平等に与えられていると言うが、あれは、嘘であろう。
仕事に追われている時間と、今この時の時間が一緒であるとはとても思えなかった。
実際、山の上と麓では、流れる時間の速度が異なるという。アインシュタインでもなければ、理解できない世界であろうが…。
そんな妄想にふける中、キャンプ場のテントが隣になり、素敵なカップルと知り合った。ふたりとも茅ヶ崎のサーファーであったが、その二人が海へと向かう姿を見送り、コーヒーを飲んでいると、海への衝動が沸き上がってきた。
オンショアが強く吹く予報であったが、強まる気配がなかったので丸提に行き、トリップ最終日の波を楽しんだ。大洗サーフトリップは、出会いとハル三昧の旅であった。
最高の思い出とともに、ビリログが万倍にも実るように願いつつ、帰宅の途についた。