三国志届く
本日、三国志の文庫版全30巻が届いた。これは、自分へのご褒美だ。過去の投稿でも紹介しているが、わたしは、本が溜まってくるとデジタル化のため自炊して、本棚を整理する。
数年前から、三国志を読みたいと思っていた。小学生の頃、単行本で9巻まで揃えたのだが、その後、読み進めることがなかった。この時、全巻揃えて、読んでいたらもう少し立派な人間になっていたのではと思う。
しかし、今からでも少しは成長の糧になるのではと、遅ばれながら購入を決意した。その条件として、ジャイアントキリングを全巻自炊したら、買っていいと自分との誓いをたてた。
そして、その条件をクリアしたので、昨日の夕方、購入に踏み切った。朝から心中穏やかではなかったが、こころを沈めてその時を待った。『ピンポーン』とチャイムがなった。
思っていたより大きめの段ボールに入って三国志の文庫本は届いた。早速、段ボールをあけ、お決まりの記念撮影をした。
13人の英雄
三国志は、当然ながら、異国である中国の歴史だ。しかし、何でこんなにも人気があるのであろう。
答えは『面白いから』に他ならない。
力と力がぶつかり合う大軍の合戦や、個で見ても、力と技の死力を尽くした一騎打ち、そんな中、互いの軍師が、相手を出し抜く策略を巡らせあう。武力と知力の総合戦が途切れることなく繰り広げられる。また、登城する人物達にも、きめ細かな人間ドラマが繰り広げられる。
個性豊かな英傑たちに感情移入をさせられていしまう。三国志を知るためには、13人の英傑を抑えとくと三国時代の100年間をすっきり理解できると『pen』の2019年8/1号で紹介されているので参考にさせて頂く。
呉の孫権、蜀の劉備、魏の曹操の三大英雄はご存じの通りと思うが、蜀の関羽、張飛、諸葛亮、趙雲、姜維、呉の周瑜、陸遜、魏の司馬懿、後漢の董卓、呂布を抑えれば間違えないだろう。
横山満輝の三国志
三国志は、小説にマンガに映画にと、その表現は幅広い。横山満輝の三国志は、吉川英治の小説の影響を大きく受けている。
吉川英治の小説は、基本的に三国志演義という中国の長編小説にそって仕上げられている。三国志演義は、方術や妖術といったところも表現され、親しみやすくえがかれている。
しかし、すべての始まりは、『正史 三国志』にある。原点を知るには、ここに戻るしかない。
わたしは、小説の吉川三国志しか読んでいないので、横山三国志を読破したら、演技と正史にも手を伸ばしてみようと思う。今日は、夜更かし間違えなしだ。