波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

サーフィンの慣らし運転は、スケートボードでほどほどに!

慣らし運転

先日の緊急事態宣言解除により、今週末は、海に行こうかと画策しているところだ。「新しい生活様式」を模索しながら、日常を取り戻そうと思うのだが、急激に戻すことは出来ない。

ここで、慣らし運転の期間が必要である。これは、仕事にサーフィン、日常の生活すべてにおいて必要だ。数ヶ月もの間、自粛していたため、サーフィンをするからだを呼び起こさなければならない。

そこで、スケートボードで少し肩慣らしをしようと思う。サーフィンの練習目的で作られたスケートボードであったが、現在ではオリンピック種目まで進化している。

ここでは、オリンピックについては、触れないようにしておくが、ここまで進化したスケートボードであるので、すこし、その歴史に触れてみたい。

ドッグタウン

70年代のアメリカ西海岸が舞台である。カリフォルニア州ロサンゼルスのベニスは、ボヘミアンスピリッツが息づく、商業地と住宅地が交わる高級地区である。

ベニスビーチ周辺はこの当時、見捨てられた町、『通称:ドッグタウン』と呼ばれていた。ここから、世界中で社会現象となるカウンターカルチャー『スケートボード』が進化することとなる。

当時のスケートボードは、平たい板にウィールというタイヤを取り付けた、ただのサーフィン練習用の道具でしかなかった。そんな中、サーフショップ「ゼファー」から12人のスケートチーム『ZーBOYS』が、歴史を変えていく。主要メンバーのジェイ・アダムス、トニー・アルヴァ、ステイシーペラルタがスケートボードで世界を変えた実話を元に映画化されている。

『ロード・オブ・ドッグタウン』は、2006年に日本でも上映されている。

水不足で干からびたプールでスケボーの練習するシーンは、魅せられた。サーファーにもスケーターにも是非見てもらいたい映画である。

ディックブリューワーのウッドクルーザーに乗る

マホガニーの色合いが絶妙

映画を視聴し、イメージトレーニングが完了したところで、からだを動かそうと思う。ドッグタウンを見たばかりで、テンションだけが高くなっているが、ひとまず、深呼吸をしてクルーズしてみる。

気持ちいい。

自宅前のちょっとした路面で滑るだけだが、とても解放された気分になる。小石につまずき、何度か転倒してしまったが、周りに人もいなかったので何事もなかったかのように、クルーズを続けた。

Dick Brewer Original Wood Cruiserは、ウッド部分は、Mahogany(マホガニー)という世界三大銘木のひとつで出来ており、これは、高級家具や楽器に使用されたりする。

マホガニーは、黄金色という意味で、カリブの宝とも呼ばれたりする。

ちょっと高級なサーフボードで優雅にクルーズする時間は、また格別であった。※小石に注意(笑)

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