波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

コンペからフリーへ

サーフィンを始めて、ある程度のサイズのある波に乗れる様になって来ると自分の実力がどれ程のものか気になり始めるのは、自分だけではないであろう。

今でこそサーフィンは、オリンピック種目に選出される程のスポーツとして認められる様になった。

そこには、多くのサーファー達の挑戦により、歴史と文化の壁を乗り越え、社会の常識を打ち壊して来た結果であろう。この様に社会に影響を与える挑戦とまでは行かないまでも、大会に出場するということは、自分の殻を打ち破る挑戦といっても過言ではない。

全日本出場をかけた各支部の予選やショップが主催する大会など数多くの大会が今や日本の各地域で執り行われている。支部予選を突破し、全日本での活躍や更にはプロの資格を取得することを目標にしているサーファーや自分のスキルアップを求めているサーファー、初心者であって積極的に参加しているサーファーもいるであろう。大会のジャッジは、サーフィンを極めたローカルやプロのサーファーにジャッジしていただく事も珍しいことではない。

この為、自分のライディングが想像していた点数より低いことは、往々にしてあり得る話であろう。(受け入れるのは辛いけど(^_^;))しかし、何故、点数が期待以上に上がらないのか、どうするれば高い点数が取れるのか、悩み考え、アドバイスを受け、そして練習を繰り返すことで少しずつ結果がついて来るであろう。20〜30代は、家族を連れて勝てもしない大会に何度も足を運んだ。

しかしながら、遠征を繰り返していくうちに、大会でも結果を出すことができて来る。自分が評価された瞬間でだった。30代も後半になって来るとこの生活にも変化が現れる。仕事の責任が増え、子供も成長してくる。好き勝手に挑戦できていた日々が遠い昔のことの様に感じられる。40代を迎えそのんスタイルも変えざるを得なってくる。

大会に出場していた頃は、ロングボードの大会がメインであった為、ハイパフォーマンスのレンジの高いボードで、波の様々なコンディションに対応すべく最低3本は準備をしていた。

今は、様々なボードに乗る様になった。大会で結果を出して認められる事も大切であるが、自分で自分のスタイルを認めて、心から波乗りを楽しむ事の方が大切な様な気がする。

サーフィンは自由である。

今はその自由な精神をボードと共に楽しんでいる。これも一つのスタイルと言えよう。

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