オピネルのナイフ
アウトドアでは、ナイフの存在は欠かせない。厚い肉を火にかけ、大胆に料理する。また、肉を焼くための薪に燃えやすいように刻みをいれる。この薪を燃やすために、ファイヤースターターをナイフで削る。ナイフは料理だけでなく、火起こしでも必需品だ。ロープを切ったり、木材を加工したりと、缶詰をあけたり出来る。そんな万能なナイフであるが、その分、種類も豊富である。刃渡りが、5cm未満のものから8cmぐらいの適度なナイフもあれば、動物でも殺傷出来そうな10数センチ以上のナイフも存在する。はじめは、どんなナイフを持って良いか迷うであろう。そんなときは、オピネルのカーボンナイフ#8がベストである。このナイフは、とても機能的である。折り畳み式であるが、しっかりとロック機能を有している。また、刃渡りも8,5cmと十分な長さがあり、持ち手の部分も、ブナ材を使っている。色合いもよく、持った感じも手に馴染みやすい。デザインと機能を兼ね備えた良品である。
フランス生まれのお洒落な存在
オピネルは、1890年にフランスのサヴァア山中の小さな村で生まれた。ジョセフ・オピネルの作り出したこのフォールディングナイフは、様々な著名人がしようしており、ピカソもオピネルナイフを愛用した一人だ。現在は、#1及び#11の2種類は生産中止となった。#2は、3,5cm、#13は22,5cmとラインナップも多い。素材は、手入れ不要なステンレス性と、手入れの手間はかかるが切れ味鋭いカーボン製にわかれる。これだけの種類と機能、デザインでありながら、とてもリーズナブルである。
#8オピネルカーボンナイフを使ってみる
とにかく使ってみることだ。錆びたり、欠けたり、傷ついたり。使うと必ず消耗する。気にしないことだ。シースナイフ等の頑丈なタイプであれば、平気で缶詰があけられる。使い方によっては、怪我をすることもあるとは思うが、それでも使ってみるしかない。トライ&エラーを繰り返していく内に、しっかりと手に馴染み、傷も愛着に変わってくるはずだ。刃こぼれしたら研げばいい。最初は、研げば研ぐほど切れなくなる。しかし、これもトライ&エラーを繰り返していく内に、自然と上達してくるものだ。購入当初より、刃は小さく削られてくる。その分、道具に対する愛着と己のアウトドアに関する技術は計り知れない程、上達していることであろう。まずは、オピネルの#8カーボンナイフから始めることをお勧めする。