ScanSnap
本は心の栄養だ。
しかし、自宅にため込みすぎても生かしきれない。本は、自宅で読むより出先で読む方が集中できる。通勤時の電車の中や、喫茶店、天気のいい日は、緑の日だまりの下おいしい空気の中で読む方が、いいに決まっている。
しかし、何冊もの本を持ち運ぶのは、鞄にかさばり、その重量も、一冊増えるごとに蓄積されてしまう。
一冊だけとか少数にしてしまうと、本来必要とする知識に辿りつかず、無駄に時間を費やすこととなる。その点、電子書籍は、媒体一つあれば大量の本を携行する事が可能となる。
また、増えすぎてしまった自宅の本の整理にも最適である。そのため、必要となってくる道具が、スキャナーである。
スキャンに必要な道具達
スキャナー様々あるが、私は、富士通のScanSnapを使用している。自宅で使う文には、ix500か、1500を選定すれば間違いないだろう。
このスキャンスナップは、一度に大量のスキャンが可能で、単行本であれば数十秒で出来てしまう。雑誌類も同様である。
コピー機でコピーするような感覚で実施出来てしまうのだ。しかし、下準備は必要である。単行本であれ、雑誌であれ、すべての本は製本されている。コピー用紙の様にきれいな長方形でなければ、いかにScanSnapでも、処理しきれない。
このため、カッターで本の背表紙をカットし、その後、裁断機で側面を整理する。この作業が終わって初めて、スキャン可能である。
スキャンをしてみる
自炊のスキャンの設定方法は、画質はスーパーファインで十分だ。また、ファイル形式の設定に悩むのならPDFで間違いない。
設定が完了したら、いよいよスキャンをしてみる。単行本であれば、約1/3ぐらいをセットして逐次追加していくようになる。追加が遅れても、自動で停止してくれるため、再度セットして、読み込みが可能である。
自炊した書籍は情報ツール割り切る
本は、紙のまま読んだほうがよい。これは、紙の本と電子書籍とを何度も読み比べて思う。
本の質感やにおい、そして紙をめくる感覚も大切だ。なかでも、この本がどれだけの厚みがあり、現在どの辺まで読み進めたのか、ちょっと記憶を戻すために前のページに戻るのも感覚的に容易だ。
電子書籍では、こうはいかない。しかし、電子書籍には、別の意味での扱い安さが存在する。保管や持ち運び、お風呂での読書は、濡れることを気にせずに、安心して読みふけることが出来る。
紙と電子の本を効率的に使い分ければ、さらに読書を楽しむことができ、人生を豊かにすることは間違いないであろう。