人は、火を扱う動物である。火を扱うことは、人間の叡智の結晶とも言える。そして、ウィスパーライトは、氷点下といった過酷な自然環境でも長時間の安定した強力な火力が扱うことが出来る。
まさに、人類が創造した最高傑作といっても大げさではないのではないか。
故に、コアなアウトドアファンに愛されてやまないのである。
今回は、念願であったガソリンストーブを手に入れたので皆様に紹介したいと思う。
ウィスパーライトとは
ウィスパーライトとは、MSRのホワイトガソリン専用のスタンダードモデルである。その特徴は、静かな燃焼音でありながら強力な火力がえられ、かつコンパクトで携行が容易である。
このモデルは、1982年に開発され、わずか340gの重量で当時のストーブとしては、画期的であった。最高出力が約2、772kcal/hとなっており、現代の家庭用のガスコンロの標準的なスペックである。
家庭用高火力ガスコンロになると、もっとハイスペックになるが、それでも4~5kcal/h前後であるので、それらと比較してもアウトドア・キャンプめしを作る上では、申し分ない火力である。
その他の主要なスペックは、公式サイトのリンクを張り付けているので確認いただきたい。
MSR公式サイト:https://www.e-mot.co.jp/msr/product.asp?id=61
なぜ、ウィスパーライトなのか
アウトドアが好きな人は、道具にこだわりを持つ人が人が多い。私も、道具の魅力に取り付かれやすい。そして、このウィスパーライトにはその魅力があるのだ。
私が、ウィスパーライトを知るキッカケとなったのは、シェルパ斉藤さんのワンバーナー簡単クッキングという一冊の本に記載されていたからである。
当時、ワンバーナーとコッヘルで簡単に料理を作って、野外で食す。そんなスタイルにあこがれていた。
場所はどこでも良かった。
海でも山でも川でも、公園でも。日常から少し離れたところで、生活がしたかった。それを可能にしてくれるのが、ワンバーナーであった。この本には、様々なストーブが軽易に紹介されていた。
ガスカートリッジストーブ、ガスボンベストーブ、ケロシンストーブ、ネイチャーストーブ、アルコールストーブ、中でも一番印象に残ったのがこのガソリンストーブだ。
ガソリンは、液体のままでは使えないので、ポンピングにプレヒートという作業をを行いガソリンを気化させて着火させる。ただ火を付けるだけで手間がかかる。
しかし、この手間を除けば、寒冷地でも強力な火力がえられ、長期の旅におけるコスト面でもメリットがある。そして、なにより、見た目が格好いいのだ。
ウィスパーライトともに旅する
私は一人旅が好きである。もちろん、仲間とのサーフトリップにキャンプにおける楽しさは格別である。しかし、一人で旅することも大切である。一人旅の醍醐味は、自由な時間である。
全ての決定権が自分にあり、責任が伴う。
この自由で責任のある時間を共有する仲間は、道具達である。その中でも、もっとも大切な食事の良否を左右する大切な道具に、このウィスパーライトが加わった。庭でウィスパーライトを使ってメスティン料理に初挑戦した動画をアップしてます。ちょっと焦げてしまいましたが・・・。