茨城の鹿島
ビリーズの仲間とのサーフトリップほど楽しい時間は、長い人生においても、そうあるものではない。
だからこそ、その貴重な時間をめいいっぱい楽しみたい。そんな訳で、今回は、茨城県の鹿島を訪れた。
ここ鹿島は、南北に延びるビーチにヘッドラントが点在し、その周辺を中心に無数のピークが存在する。鹿島は『トップサンテ』が有名であるが、今回は波のサイズもあまり期待出来なかったので、人の集まらないポイントを選定した。
正しい名称かわからないが『セブン前』と呼ばれるポイントにおじゃました。ここセブン前は、周辺のポイントよりワンサイズ落ちるが、トップサンテなどと比べるとサーファーの数が比較的に少ない。
そして、北の風はオンショアとなる鹿島において、ここのポイントは風の影響を受けにくく、波のブレイクも悪くなりにくい。
サーファーの年齢層も高く、余暇をサーフィンでまったり楽しむ雰囲気のあるところだ。
ハルスタビーとレトロツインのセッション
サーフボードにより、その人のサーフスタイルは作られる。クラシックロングボードで垂直のオフザリップは出来ない。
ハイパフォーマンスのボードにハーフムーンフィンを付けたところで、クラシック系のスタイルにはならない。
このため、ビリログでは、サーフボードに焦点をあててボードを主役にトリップを紹介していく。
ハルスタビー
わたしが今回のトリップに選んだボードは、ウィルダネスのスタビー7’0である。これにジョージグリノーフィン4Aと、ボランクロスのフレックスフィンをセットした。
レトロツイン
友人のボードについては、ラリー・ゲファートのゲッピーというモデルである。ホーリースモークさんのブログによれば、スキップ・フライやスティーブ・リズたちに選ばれたフィン職人であったラリー・ゲファートは、70年代にシェイパーとして活躍。
現在ではオリジナルサーフボードを世に広めているが、その一本がこのゲッピーである。フィッシュテールが特徴で、センター付近からシングルコンケーブが深めに削れらてている。
レールやボード全体に厚みもあり、テイクオフ後の波のフェイスを走る速度は、非常に速い。
セッションの状況
この日のポイントの波は、モモ~コシサイズでブレイクもさほど速くなく、フェイスも厚めのコンディションであった。風は、オフショアのため、面には影響がなかった。
朝一は、二人だけのセッションから始まった。各ラウンド目は1時間から1時間半ぐらいで、2Rのセッションとなった。
途中、1時間ぐらいの休憩を挟み、年齢と体力を考慮した大人のサーフセッションを心の底から楽しんだ。
アフターサーフィン
サーフィンの後の楽しみは、間違えなく食事である。鹿島にトリップにくると必ず立ち寄るのが、『浜茶屋やましょう』である。海鮮ものをふんだんに提供してくれる。
その場で、ホタテやハマグリ、ホッケ等を焼いて食べることも出来る。米もオカワリ自由で、釜戸で炊いたお米はひと味違う。家族へのおみやげも、ここのハマグリで決まりである。
旅の締めくくりとなるアフターサーフィンがよければ、旅の楽しさが倍増される。これからも楽しい旅を続けていく。