「どんな波でも乗りこなせるマジックボードがほしい」と願うサーファーは多いのではないか。
マジックボード
一本のサーフボードでどんな波でも乗りこなせる。そんなマジックボードはあるのか。わたしなりの結論は、ないと言い切る。
これは、ゴルフで例えるなら、パターではドライバーみたいな飛距離はだせない。しかし、バンカーでは、ドライバーは、使い物にならない。
このように、スネ~ヒザの波で、ぺらぺらのスラスターでは、ロングボードのテイクオフには勝てない。
クラシックロングボードで、頭以上のホレホレの波には通用しない。波のコンディションに合わせてボードをチョイスする必要がある。その日の波のコンディションにもっとも適したサーフボードを選択できたサーファーのみが、その日のセッションをモノにする。
故に、すべての波に適応するサーフボードは存在しない。しかし、ある条件を付加した時にマジックボードと称されるサーフボードは存在する。たとえば、ハラサイズまでなら、このロングボードは最高のパフォーマンスを魅せる。とか、スネ~ヒザでは、力を発揮できないが、腰以上になると、乗り手の力量を最大限引き出してくれるようなサーフボード。
このようなサーフボードは、存在すると考える。それらをマジックボードとたたえているのではないか。
究極のレトロツイン
わたしの保有するツインフィンは、まさにマジックボードと称されるサーフボードがある。これは、MRことマークリチャードがシェイプしたフリーライドモデルのツインフィンである。
マークリチャードは、過去の投稿でも紹介したが、言わずとしれた4年連続世界チャンピオンに輝いたレジェンドサーファーである。ショートボード革命が起こった時代、それでも、シングルフィンが主流であった時代に、リノ・アベリラサーフボードにインスピレーションを受け、ツインフィンを削ったというエピソードは、多くのサーファーに語り継がれている。
そして、ディックブリューワーにもシェイプを教わり、その技術を守り、究極のサーフボードを作り上げた。それが、フリーライドモデルである。MR曰く、『これがわたしだ。』と自分の分身はまさにこのボードである。とこのようなエピソードに魅せられ購入を決意した。
購入時、限定100本しか削らない。と言うことで、シリアルナンバー刻まれている。
フリーライドモデル
このボードについては、今度サーフィンにいった時に詳細を説明しようと思うが、簡単に話すと、海につけた瞬間にその違いが体に伝わってくる。そして、ボードに横たわりパドリングした時には、ボードとの一体感に酔いしれる。スーと、全く水の抵抗を感じないのだ。
海の上での無重力感とも言えるほど、自分の体重すら感じられなくなる。このため、テイクオフは、ひたすら速くなる。故に、波待ちのポイントが他のサーファーより、沖へ沖へと向かってしまう。それでもテイクオフ出来てしまうのだ。
このフリーライドモデルを話し出すと、3000文字でも収まる気がしないので、ひとまず紹介は、ここまでとさせて頂こうと思う。ビリログでは、前回の記事で、100記事を達成した。そして、101記事目のスタートには、MRと思っていたので、この勢いのまま、200記事そして、1000記事目指して、ブログの更新を続けていく。