クラシックロングボードでは、ハーフムーンフィンでスタイリッシュにターンしたい。しかし、レールのすべてが波に食い込みパーリングする。残念ながらよくある光景である。
クラシックロングボードで楽にターン
クラシックロングボードは、本当に気持ちよく波に乗れる。アップスンダウンの必要もなく、ただ波のブレイクに合わせるだけでよい。
ボードの中心に立っているだけで、後は波まかせ。とにかく気持ちよく波と一体になっている心地よさが感じられる。しかし、波は気まぐれだ。気づけば進行方向の波が一気にブレイクする。
これに対応が難しいのがクラシックロングボードの辛いとこだ。後ろ足がフィンの位置までステップバックしてターンを試みない限りかなりの確立でパーリングする。
特にハーフムーンフィンを使っていたら尚更だ。ハーフムーンフィンは、安定した直進の為の推進力を生むが、その反面、ターンが劇的に難しくなる。
この推進力を活かしつつ、ターンをしやすくするためのフィンが一つだけ存在する。それがジョージグリノーフィンのステージ6だ。
ハーフムーンのカットフィン
ジョージグリノーフィンのステージ6は、ハーフムーンフィンのベース部分を大きくカットしたモデルで、ノーズライディングでの安定感と直進のための推進力はそのままに、ターンが劇的に軽くなる。
なおかつ、ハーフムーンフィンより、ベースがかなり細めでレイクした部分は面積そのままであるため、フィンのしなりが生まれる。
このため、クラシックロングボードにセットしてターンした場合は、クジラに乗っているような感覚になる。ノーズは安定、ターンは軽い。しかも見た目はスタイリッシュである。
このフィンは、クラシックボードだけではなく、ミニピッグや、ハルスタビーにも相性がよい。
世界中のどのフィンよりもたくさん売られている
世界中どこ探しても、ジョージグリノーフィンより売られているフィンはそうないのではないか。
ここまで世界中のサーファーに愛され、チョイスされているフィンだからこその性能がある。
だからこそ、このフィンは、はずせない。過去の投稿でオーソドックスな4Aは紹介したが、マグロのヒレのようなフィンである4Aや、ハーフムーンをカットしたステージ6など、ジョージグリノーフィンはボードの性能を極限まで引き上げてくれる。
中でも私は、このステージ6をクラシックロングボードに合わせるのをオススメする。クラシックのゆったりとした乗り味を活かしつつ、ターンの難しさを緩和してくれる。楽にターンをさせてくれる。
世界中でもっともサーファーから愛されていステージ6を試してみて損はないであろう。