波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

小さな火の育て方。チャークロスで優しくキャッチ。

焚き火の常識

昨日の記事の続きを紹介したいと思う。未曾有の事態に備え、『火の作り方』をマスターするためには、焚き火をする上で、知っておかなければならないことがある。

それは、薪もガソリン、灯油といった燃料も熱しなければ火はつかないと言うこと。そして、空気中の酸素があって初めて大きな炎として成長するということである。

このため、小さな火花では、薪に火をともすことは出来ない。このため、火口が必要であり、小さな小枝などの焚き付けにより、少しずつ火を成長させて行かなければならない。

その後については、細い薪に火を移し火が成長したならば、太い薪へと移り、大きな炎へと成長を遂げていく。この小さな火花から大きな炎へと成長させていくことが、ひとつの焚き火の醍醐味と言えよう。

みなさんもBBQなどで、炭に火をおこす際に、なかなか着火しなくて困った経験はおありであろう。着火材にウチワを駆使して何とか炭に火がともされる。ビールに焼き肉、楽しむためには、代償が必要だ。

チャークロスを作る

焚き火を楽しむ代償としてチャークロス作りがある。これは、小さな火花もしっかりと捕まえ、小さな火種に変えてくれる着火材だ。

杉や、松ぼっくりといった天然の火口ではなく、人工的につくる火口である。

作り方は簡単で、蓋付きの缶コーヒーの空き缶などを利用して作ることが出来る。

準備したもの

空き缶(蓋付き)
綿100%のTシャツ
ソロストーブ
アウトドアナイフ(オピネル)

製造方法

①Tシャツをカット
②空き缶に畳んでいれる
③空き缶の蓋に穴をあける
④空き缶を火にかける
⑤煙が消えるまで燃やす
⑥煙が消えたら穴に枝を突っ込む
⑦空き缶が冷えるまで待ち布を小さく切る

火口をつかい火をおこす

チャークロスを作らないまでも、火口となるものは多い。枯れ葉にティッシュ、新聞紙など燃えやすいものであれば、何でもよい。

しかし、現地調達となると枯れ葉も湿っていては、使用できない。故に、チャークロスを持っていると、現地では重宝するのは間違えがない。一手間かける代償は大きく元を取れることは間違えがない。

小さな火花をチャークロスの火口がしっかりとキャッチし、小さな炎が、焚き付けとなる小枝に移り、細い薪、そして、太い薪へと移る中で、大きな炎へと成長を遂げるのだ。

炎はおいしいアウトドア料理のため、そして、冷えた身体を暖める暖炉の役目を果たすため、燃え続ける。その炎を見つめるだけで、心が癒されてくるのがわかるであろう。

この英知は、子供たちにも、しっかりと受け継がせたいところだ。

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