波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

サーファーの理想郷を生き、サーフィン道を実践する方法

 
ハル
サーフィンを中心としたシンプルな生活をおくる。それがどんなに素晴らしいか。
 
ボードハカセ
サーフィンは道じゃ。自分の求めるスタイルを追求すると、生き方自体がシンプルになるものじゃ。
 
ハル
まだ、自分のスタイルを模索中です。
 
ボードハカセ
慌てることはないんじゃ。この映画をみて参考にしてみるのもよいじゃろう。

アルビーの描く70年代サーフの世界観

モーニングオブジアースの世界観を知るには、時代背景から考察する必要がある。1970年前半はヴェトナム反戦、人種差別撤退からラブ&ピースに代表されるフラワーチルドレン。

ハワイ、カルフォルニア、オーストラリアと世界各地に多大な影響を与えた。サーファーの持つカウンターカルチャー的なスタイルは、東洋のヨーガを取り込み革新的な世界観を生み出した。

アルビーの描き求めるものは、70年代に確立したサーフィンを優先するシンプルなライフスタイル、その理想郷が映し出されている。

芸術たるMPのサーフスタイル

MPことマイケルピーターソンのサーフィンは、それ自体が芸術だと言われる。波の上をピストルの弾丸のごとく瞬間移動する。ハルスタビーを乗りこなしたサーファーとしても有名で、伝説とされるカットバックもこのムービーに納められている。ハル乗りには、絶対的におすすめをする。

72に年に全豪ナショナルタイトルを獲得後、77年のMRとの激闘の末に手に入れたスタビーズでの優勝。その後は、時代に飲み込まれサーフィン界からその姿を消すこととなったが、今なお伝説として語り継がれるMPのライディングは、一見の価値ありである。

サーフィン道~サーフィンを最優先するスタイル

サーフィンには、道がある。それは、すべてその人に存在し、その人の思考と目標、そしてスタイルを追求する心が道となる。サーファーにとって旅とは、人生の意味でもある。理想の波を求め、ライフスタイルを確立していく。カントリーライフと冒険の中から自己のサーフィンのスタイルが見えてくる。

70年には、サーファーにとっての理想郷、シンプルなライフスタイルが確立された。それを変化無く継続することも進化であり、当時のスタイルを模倣し、受け継ぐこともサーフィン道の一つの道である。私の求めるスタイルもここに起因する。

70年スタイルと最新スタイルの融合

私のサーフィン道は、スタイリッシュなサーフィンスタイルの追求にあり、70年スタイルを最新のスタイルへと融合させることにある。70年スタイルを確立したサーファーから歴史とスタイルを学び、現在の知識と技術により、最新のスタイルへと融合させる。

60~70年台にはスピードサーフィンの為のボードがシェイプされた。シングルフィン、ハルそしてガン。それらのボードにより、70年台のスタイリッシュなサーファーはスピードサーフィンを完成させた。

モーニングオブジアースには、アルビーファルゾンの求めたサーファーの理想郷、そして、私の求めるサーフィン道が収録された最高におすすめする映画(DVD)である。

 
ハル
わたしのサーフィン道は、日本を旅しながらスタイルを磨くことだと再認識した。さあ、旅にでかけるかな?
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