波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

ご紹介、北九州をサーフトリップするなら必ず訪れるべき3つのサーフポイント+α

玄界灘の北九州

転勤族の宿命で北海道から九州まで、全国各地を旅して回った。中でも福岡は、北九州市と福岡市と2カ所巡った。

最初は北九州は小倉での勤務となった。噂には聞いていたが、ここでの交通ルールは少し違う。

『信号機、黄色は進めで赤3台』と言われるように、関東の感覚で黄色信号で止まろうものなら後ろから追突されるのではとの感覚になる。

そのような噂のある北九州ではあるが、人はとても温かい。また、お祭り好きでとても活気がある。男らしさと女らしさがある、そんな北九州を私は大好きになった。

サーフポイントもバリエーション豊富にある。

波津漁港Pに汐入河口P、そして、一番お世話になった、岩屋P。思い出すだけでもうれしい気持ちになる。

波津漁港P

波津漁港Pは唯一北西の風でオフショアとなる。北九州は日本海からのうねりでサーフィンするため、季節的には冬がシーズンとなる。このため、西高東低の冬型の気圧配置で北西が吹いたときに波があがる。

しかしながら、どこもオンショアとなり、面に影響がでてしまう。ここで唯一サーフィン可能となるのが波津漁港Pである。

汐入P

汐入Pはコンスタントに波が入りやすい、湘南で言う鵠沼Pの様な存在である。しかしながら南風がオフショアとなるため、湘南で慣れてしまうととても不思議な感覚になる。波質も銅像前に近い印象を受ける。

ポイント名からもわかるとおり、汐入川の河口であり比較的砂も溜まりやすい。北九州でもっともメジャーなサーフポイントである。

岩屋P

岩屋Pは、私のサーフィン史上で、もっとも思い入れのあるポイントである。これは、とても素晴らしいローカルサーファーとの出会いと岩屋Pのロケーション、そして文化的なもの。

どれも私にとって大切な思い出と仲間を得た瞬間であった。岩屋Pの紹介は思い入れの強い分、ここでの紹介はさけ、特集的に時期をみて紹介したいと思うが、一言だけ添えると『素晴らしい』と心のそこから思えるポイントだ。

北九州を巡るには

北九州のメインシーズンは、晩秋~春先となる。残念ながら夏場に波が立つ機会は非常に少ない。ましてや、それが週末に重なることはかなり限られるのが現状である。

しかし、冬場の波は、素晴らしい。風向き、うねりの向きと大きさで、バリエーションが豊富である。また、ロケーションもそれぞれ特性があり、最低でも、紹介した3つのポイントは押さえてほしい。

もし余力があり、一段と旅に深みを加えるなら地島(じのしま)にフェリーでわたって、波乗りするのも一興である。

「写真提供:福岡県観光連盟」

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