波留須旅衣とビリーズの仲間たちがクラシックロングボードやハルスタビーに乗り、日本を旅しながらスタイルの確立を目指す。

ミニピッグにジョージグリノーフィンのステージ6をチョイス、小波でのフィンの特性とは

モモ~コシサイズの吉浜

台風25号は、フンシェンという中国が用意した名で、日本名は『風神』である。現在の位置から吉浜にはハラ前後の波が届くか期待はしていたが若干サイズ小さめのモモ~コシサイズであった。

気象庁によると17日の15時現在南鳥島近海で中心気圧990hPa、最大風速30m/sである。18日には熱帯低気圧に変わる予報であるらしい。サイズは小さいものの風の影響はなく、ブレイクは良かった。

早朝から昼前までのんびりと日曜日の波乗りを楽しんだ。昨日の夜に、冬用のワックスに交換していたので、ボードもきれいにドレスアップされ、気持ち良く波乗りが出来た。

この辺は、モチベーションの維持にとても重要である。そして、先日紹介したばかりのジョージグリノーフィンのステージ6を登場させた。

ミニピッグにジョージグリノーフィンのステージ6をチョイス

ジョージグリノーフィン ステージ6

今日の波は、やや小さめのモモ~コシサイズのため、ボードに直進性は維持したまま、ターンは少し軽めにしたかった。

このため、エドナサーフのミニピッグ(ボトムはディスプレイスメント・ハル)にジョージグリノーフィンのステージ6をチョイスした。このフィンは、ハーフムーンフィンのベース部分を大きくカットしたようなモデルで、ハーフムーンフィンの直進性、安定性を維持したまま、ターンを軽くしてくれる特性がある。

また、大きなディップはベースをかなり細くした構造から生まれるフレックスが特徴となる。7’11”の長さのミニピッグに9.75のフィンは大きい気がしたが、あえてチャレンジしてみた。

カットバック時のフレックス感がたまらない。

フィンの影響を話す前に、好みにピッグの特性について少し感覚的な話をさせて頂こう。このボードの特性は、ボトムにコンケーブが一切入っていない。むしろ逆である。ディスプレイスメント・ハルと言われるボトムデザインで、コンケーブが凹とすると、ハルは凸である。

船底みたいな形をしている。このため、自らアップスンダウンという行為をせずとも波のブレイクに合わせるだけで、ボードが加速していく。むしろ無理なアップスンダウンは減速し、またエッジもないため、ひどいパーリングをしてしまう。

このような特性のボードにステージ6をチョイスした。直進性は良好で、パドル時の安定感もある。テイクオフしてからのライディング中も安定感は抜群だ。ターンもベース部分がカットされているため、かなり楽にターンができる。しかし、ちょいサイズが大きめの波をとらえスピードにのってカットバックした時に初めて大きなディップの抵抗が感じられた。

しかもフレックスによる伸び感が印象的であった。まだまだ、試し足りないため、今回の紹介はここまでとさせて頂くが、また機会をとらえて感覚的なところを伝えていきたい。

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